三洋電機がパナソニックによる子会社化を受けて11日発表した新中期計画は、太陽電池やリチウムイオン電池など、稼ぎ頭のエネルギー事業に重点投資する姿勢を鮮明にした。これらの事業は海外勢との価格競争が激化し、迅速な開発投資が急務だ。パナソニックと重複する白物家電や、赤字が続く半導体事業の再編も、ますます差し迫った課題になってきた。 webmoney 激安
「多結晶(シリコン太陽電池)の価格が大幅に下がり、性能が上がっている」。三洋の佐野精一郎社長は同日の会見で、住宅用太陽電池市場でシャープ、京セラなど他社が扱う多結晶型が競争力を増している現状を指摘した。
三洋の「HIT太陽電池」は単結晶シリコンと薄膜を組み合わせ、変換効率(光エネルギーを電力に変える効率)で勝る rmt
反面、割高な価格が足を引っ張り、5年後の世界シェア3位入りには大きな壁がある。
パナソニックと共同開発する次世代型では、さらに性能向上とコスト削減を図る。佐野社長は「パナソニックの量産化技術を取り入れたい」と戦略を述べた。新日本石油と提携している薄膜型は生産投資を控え、開発に集中する。
三洋が世界シェア1位のリチ
ウムイオン電池では、韓国サムスングループが同日、大規模な投資計画を発表。単価下落の影響で三洋の充電池事業は平成21年度、売り上げを前年度比18?9%減らした。佐野社長は「サムスンに追いつかれないだけの電池の高容量化をいち早く進める」と話した。
エネルギー分野の競争が激しいだけに、白物家電などの再編に残された時間は少ない。佐
野社長はパナソニックとの事業一元化▽縮小?撤退▽M&A(企業の合併?買収)による強化?の3つの選択肢を挙げ、「赤字事業は今年度上期中に改革方針を決めたい」とした。
21年度決算で71億円の赤字だった半導体事業は特に競争力と成長性に後れを取り、売却の可能性が高い。白物について佐野社長は「パナソニックと事業戦略を一元化するのは当
然だが、ブランドを統一するかどうかは別問題」と述べ、収益性のある製品や拠点は維持する姿勢だ。
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引用元:フリフオンライン(Flyff) 専門情報サイト
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