2011年2月9日水曜日

おめでと?5周年! 意外と知られていない、マリオにまつわる豆知識25?

 ちょっとお祝いが遅れてしまいましたが、去る9月13日は日本で「スーパーマリオブラザーズ」が発売されてからちょうど25年目の記念日でした。ニュースでも取り上げているとおり、任天堂のサイトでも「25周年記念キャンペーン」特設ページがオープンしたり、25周年記念作品として「スーパーマリオコレクション スペシャルパック」の発売が決定したりと、すでに様々な方面から「スーパーマリオ」の生誕25周年をお祝いする企画が進行しているようです。おめでとうマリオ! おめでとう25周年!

【動画:禁断のワールド256】 【拡大画像や他の画像】

 さて、そんなわけで本日はめでたく25周年を迎えた「スーパーマリオ」に乗っかって、たぶん一般にはあまり知られていないであろう「マリオにまつわる豆知識」をあれこれと集めてみました。「マリオなんてみんな知ってるよ!」とか言ってるそこのアナタ! その知識、「知ってるつもり」じゃありませんか? 意外に知らないマリオの真実、この機会にきっちり押さえておきましょう。それではさっそく行ってみましょう、ドン!(知ってたら華麗にスルーしてください)

●1:マリオの職業は「配管工」ではない

 まずは基本的なところから。マリオの職業と言えば、一般によく知られているのが「配管工」。これって実は公式設定ではありません。では正解は何かというと「大工」。宮本茂氏が初代「ドンキーコング」でマリオをデザインした際、帽子にオーバーオールという服装と、建築現場という舞台設定から「もうこれは大工さんと呼ぶ以外にないでしょう」と、職業=大工に決めたんだそうです。じゃあ「配管工」というのは一体どこから広がったのかというと……。

●2:ハリウッド製作による実写映画が存在する

 これは結構有名ですよね。1993年には「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」というタイトルでハリウッド映画にもなっています。実はマリオの「配管工」という設定はこの映画が初出で、「マリオ=配管工」のイメージはこの映画がきっかけで広がったと言われています。ちなみにストーリーは、ニューヨークで配管工を営むマリオとルイージが、ふとしたことから地下の恐竜帝国を発見してしまい、恐竜人の帝王クッパと戦うというもので、ゲームの「スーパーマリオ」とはまったく別。

●3:世界で一番売れたゲームソフトである。ただし……

 初代「スーパーマリオブラザーズ」の世界累計販売本数はなんと4000万本以上! これは単体のソフトウェアの販売本数としては堂々の世界第一位であり、ギネスブックにも登録されているそうです。

 ただしあくまでこれは「単体のソフトウェアの販売本数」という条件付きの場合。実は現在、全世界でもっとも売れたゲームソフトは「Wii Sports」で、その記録はなんと6000万本以上。海外では「Wii Sports」はWii本体に同梱されているため、本体同梱版も含めた場合「Wii Sports」の方が販売本数では上になってしまうんですね。まあ、どちらも同じ同じ宮本茂氏の作品ですが……。

●4:マリオは当初「ジャンプマン」と呼ばれていた

 マリオのデビュー作品と言えばご存じ「ドンキーコング」ですが、実はこの段階ではまだマリオに名前はなく、任天堂社内では「ジャンプマン/ミスター?ビデオ/ミスター?ビデオゲーム」などと呼ばれていたそうです。

●5:マリオという名前が付いたのは「ドンキーコングJr.」から

 じゃあいつからマリオと呼ばれるようになったの? というと、これは続編の「ドンキーコングJr.」から。名前を付けたのはニンテンドー?オブ?アメリカ(NOA)の社員で、当時NOAが借りていたオフィスのオーナーがマリオにそっくりだったことから、その人(Mario Seagaleさん)の名前をもらって「マリオ」にしたのだそうです。

●6:マリオのフルネームは「マリオ?マリオ」?

 滅多にフルネームでは呼ばれないマリオですが、フルネームは何なんでしょうか? 答えはなんと「マリオ?マリオ」。「マリオブラザーズ」というからにはファミリーネームがマリオでないと辻褄(つじつま)が合わない――という理由からこの名字になったのだそうです(ちなみにルイージのフルネームは「ルイージ?マリオ」)。ただこの名前、どうやらマリオのフルネームがどうしても必要になった際、NOA側が苦肉の策として付けられたものらしく、日本任天堂は公式にはこれを認めていないようです。

●7:ルイージの名前の由来「類似」は後付け

 よく言われる「ルイージの名前の由来は、マリオに“類似”しているから」というのは、実は後から広まった俗説。こちらもマリオ同様、名付け親はNOAの社員で「マリオの兄弟だからイタリア人らしい名前を」と模索していたところ、当時イタリア人デザイナーに多かった「ルイージ」という名前が採用されたのだそう。また一説には、当時NOAの近所にあった「Mario & Luigi's」というピザ屋に着想を得たとも言われているそうです。とはいえ、どちらも噂のレベル。

●8:当初はシャツとオーバーオールの色が逆だった?

 マリオと言えば、トレードマークの赤いシャツに青いオーバーオールが印象的。でもこの配色って、最初は逆だったって知ってましたか? その証拠に、初代「ドンキーコング」のマリオを見ると……確かに青いシャツに赤のオーバーオールを着てますね。どうやら現在の服装になったのは「スーパーマリオブラザーズ3」あたりからで、それ以前の作品ではオーバーオールが赤だったり青だったりと、明確なガイドラインはなかったようです。

●9:クリボーはキノコ王国の裏切り者

 その名前からしばしば「栗」だと思われがちなクリボーですが、その正体は「しいたけ」。もともとはキノコ王国の兵士でしたが、クッパがキノコ王国に攻めてきた際に敵側へと寝返った――というのがクリボーの公式設定です。キノコなのに敵キャラクターとして登場しているのにはそういう理由があったんですね。

●10:クッパの名前の由来は

 カメ一族を引き連れ、キノコ王国を襲った憎き大魔王クッパ。その名前の由来はそのまんま、焼き肉屋の「クッパ」から。ただ宮本氏は当時クッパを知らず、焼き肉の種類だと思っていたとかいないとか……。

●11:海外ではクッパ=カメ一族の総称

 海外版のクッパは「Bowser(バウザー)」もしくは「King Koopa(クッパ王)」と呼ばれており、「Koopa(クッパ)」という単語はカメ一族の総称として使われているようです。このため海外版ではノコノコやパタパタも「Koopa Troopa」「Koopa Paratroopa」といった名前にそれぞれ変更されています。

●12:ワールド1?7のクッパはニセモノ

 意外に知られていないのがコレ。各ワールドの最後には憎きクッパとのバトルが待ち受けているわけですが、実はワールド8のクッパ以外はすべて、クリボーやノコノコといった「部下」が変身したニセモノ。ファイヤーボールで倒すと、落ちていく一瞬だけその正体を見ることができます。

●13:ブロックや土管の正体は

 ステージのあちこちに存在するブロックや土管たち。これらはクッパの魔法によって姿を変えられた、キノコ王国の住人なんだそうです。というかマリオさん、普通にブロックとか壊しまくってますけど大丈夫……?

●14:クッパがピーチ姫をさらった本当の理由

 クッパがピーチ姫をさらったのは「ピーチ姫に惚れているから」だと思っていませんか? 実はピーチ姫こそが、クッパの魔法を解くことができる唯一の人物。だからこそクッパは真っ先にピーチ姫をさらって、自分の城に幽閉したんですね。ただ、最近の作品では単純に「ピーチ姫と結婚したい」という理由からさらっていくことが多いようです。

●15:なんでキノコを取ると大きくなるの?

 どうしてマリオはキノコを取ると大きくなるのか、不思議に思ったことはありませんか? 任天堂公式サイトの「社長が訊く『NewスーパーマリオブラザーズWii』」で、宮本茂氏は次のように答えています。

「昔から、魔法の国と言えばやっぱりキノコでしょう」

 ええと、なんだか納得できたようなそうでもないような……。とにかく宮本氏の中では、キノコは昔からワンダーランドの象徴だったみたいですね。ちなみに海外でよく言われている「不思議の国のアリスに影響を受けて」というのは誤解だそうです。

●16:なんでマリオの敵はカメなの?

 これも「社長が訊く『NewスーパーマリオブラザーズWii』」から。当初「マリオブラザーズ」は下から床を叩いて敵を倒すだけのゲームだったのですが、それだとあまりにも簡単すぎてしまう。そこで宮本氏は「下から叩いた後、自分が上にのぼってトドメをささないといけないことにしよう」というルールを考案。「じゃあ下から叩いてもやられなくて、やがて復活するような生き物と言えば……」ということで見事「カメ」がマリオの宿敵に選ばれたのだそうです。

●17:なんでブロックは空中に浮いたままなの?

 またまた「社長が訊く『NewスーパーマリオブラザーズWii』」から。空中に浮かぶ無数のブロック……確かに不自然ですよね。これについて「なぜ落ちないんですか?」と聞かれた宮本茂氏は、冗談交じりで次のように答えています。

「実はあれ、奥のほうにつながっているんです(笑)」

 ええええ! 確かに、そう考えれば理屈は通りますが……。

●18:伝説のポール越え

 ステージの最後に待ち受ける「ポール」。これ、実は飛び越えることができるって知ってましたか? 方法はごくシンプルで、ポールに触れないようにジャンプで飛び越えるだけ。特に有名なのは3-3で、最後の滑車でつながったリフトをめいっぱい上にあげてから大ジャンプすると、ごくまれにポールを飛び越すことができました。ただ実際試そうとするとものすごく難易度が高く、成功率は数十回、数百回に一度とも……。我こそはと思う方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがですか?

●19:禁断のワールド256

 「スーパーマリオブラザーズ」には「幻のワールド9」が存在する――発売当初、そんなウワサがユーザーの間で広まったことがありました。「カセットを半挿しにする」「別のカセットで遊んだ後、電源を切らずに『スーパーマリオ』のカートリッジと入れ替える」など出し方には諸説ありましたが、後に「確実に出せる方法」として確立されたのが、同じファミコンソフトの「テニス」を使うというもの。詳しい出し方についてはあえて書きませんが、この方法ではワールド9どころか最大でワールド256まで自由にプレイすることができたそうです。

 ただしこの裏技、当然ながら本来の遊び方からは大きく外れており、最悪本体やカートリッジの故障にもつながる非常に危険な方法。実際にやり方を解説しているサイトも多くありますがオススメしません。

●20:「スーパーマリオブラザーズ2」のワールド9

 上記のように、ユーザーの間で大きな話題となった「ワールド9」ですが、続編として発売された「スーパーマリオブラザーズ2」では正式な裏技として「ワールド9」が盛り込まれました。ただし出現条件は「ワールド1から8までワープゾーンを使用せずにクリアする」とかなり厳しく、実力で見られた人はかなり少なかった模様。9-4最後にはスタッフからの隠しメッセージも描かれていましたが、あなたは見ることができましたか?

●21:日本と海外で大きく違う「スーパーマリオブラザーズ2」

 日本で一般的に知られている「スーパーマリオブラザーズ2」は、実は海外未発売。かわりに海外では「夢工場ドキドキパニック」という、まったく別の作品が「スーパーマリオブラザーズ2」としてリリースされました(キャラクターはマリオファミリーに差し替え)。このゲームは後に「スーパーマリオUSA」と名前を変えて「スーパーマリオコレクション」などのタイトルに収録。今ではすっかりマリオファミリーの一員として定着している、ヘイホーやキャサリンなどのキャラクターも、もともとは「夢工場ドキドキパニック」オリジナルの敵として登場したものでした。

●22:「マリオ3」のクリア音は「ドレミファ? ソラシド? ド?」

 ええと、これはもうそのまんまです。手元に何か楽器がある人は、試しに「ドレミファ? ソラシド? ド(↓)?」と弾いてみてください。ね、「スーパーマリオブラザーズ3」のステージクリア音になったでしょ?

●23:「スーパーマリオ64」はスター0個でクリアできる

 「スーパーマリオ64」をクリアするには通常、お城のあちこちに散らばったパワースターを最低70個集めなければなりません。ところが壁のすり抜けなど様々な裏技を組み合わせることで、なんとスターを1個も取得せずに最後のクッパまで辿り着くことができてしまうんです。

 成功率はかなり低いものの、実際にこの方法を使ってタイムアタックに挑戦している人も一部に存在。今のところ、もっとも早い人で「クリアまでおよそ7分半」という記録が確認されているそうです。スゴすぎ!

●24:幻のゲーム&ウォッチ版

 日本では未発売ですが、海外ではゲーム&ウォッチでも「スーパーマリオブラザーズ」が発売されています。ゲーム内容は、キラーやジュゲムの攻撃をかわしながら十字ボタンでマリオをゴールへと導いていくというもの。ゲーム&ウォッチにもかかわらず、ちゃんと画面のスクロールを再現していたり、ファイアバーや移動する床といったギミックも収録されていたりと、ファンからの評価はなかなかに高かったようです。

●25:日本未発売のアーケード版「VS.スーパーマリオブラザーズ」

 当時様々な機種へと移植された「スーパーマリオブラザーズ」ですが、「VS.スーパーマリオブラザーズ」のタイトルでアーケード版もリリースされていたりします。内容はファミコン版とほぼ同様ですが、ステージが「スーパーマリオブラザーズ」と「スーパーマリオブラザーズ2」の混合になっていたり、無限増殖が不可能になっていたりと、一部アーケード版ならではの変更点も。ただし残念ながらこれも国内では未発売で、当時国内で稼働していた店舗はそう多くありませんでした。

 ――さて、そんなわけで全部で25の豆知識をお届けしてみましたが、いかがだったでしょうか? 普段からよく知っている人ほど、調べてみると意外な事実が出てくるもの。25周年を迎えたマリオについて、これを機にもっともっと知り、もっともっと好きになっていただけたら嬉しいかぎりです!【池谷勇人,ITmedia】


【関連記事】
「ゼルダ」や「マリオ」も! マーチングバンドで名作ゲームを再現
これぞ陳列アート! スーパーに出現した巨大「マリオ」の正体は
イェッフゥーウ! 海外で行われた「マリオの声まねコンテスト」がハイレベルすぎる件
「マリオ」と「テトリス」が合体!? 面白いけど難しい「Tuper Tario Tros」
なんだこれ! ファミコンソフトを超ズームアウトして遊んでいる動画


引用元:SALE-RMT ゲーム通貨とWebMoney販売 買取 SALE-RMTは安心をあなたに

0 件のコメント:

コメントを投稿